こんにちは、FMです。
僕は2019年7月よりFX自動売買トラリピを活用していますが、現在、EURJPYのショートポジションの大きな含み損で苦しんでいるところです。
また、大きな含み損に加えマイナススワップも1万通貨あたり1日200円を超えており、損切りが難しいばかりか、マイナススワップにより保有し続けることも厳しいという二重苦となっています。
この度は当事者として、この苦難を乗り越えるための戦略を検討していきます。
目次
戦略1:全ポジション損切り
今後、財務省による為替介入や、欧州中央銀行の利下げ開始なども期待されることから低いレートで損切りを狙うことも考えられますが、マイナススワップによる損失、円安加速の可能性、含み損によるメンタル悪化を考えたとき、全ポジションを一括で損切りした方がいい場合も多々あると思います。
戦略2:定期的な損切り
定期積立投資のように定期的な損切りを行います。
円安基調のため現時点では一括損切りに優位性がありますが、精神的な負担が少ない、レートが上下どちらへ行ってもそこまで悔しくない、マイナススワップを縮小している点が優れています。
戦略3:売りポジションと同数程度の買いポジションの保有
売りポジションと買いポジションを同数程度保有することで、スワップを相殺することができます。
また、買いポジションは、レートの上下により早期に決済されるポジションと長めに持つポジションを併せ持つことで決済益とスワップの両取りを狙うこともできます。
例:買いトラリピの間隔は10pipsとしているが、交互に200pipsで決済されるポジションと50pipsで決済されるポジションを仕掛けるなど。
決済益は売りポジションの損切りに充てることができること、両建てによりロスカットされにくくなることがメリットとなります。
しかしながら、円安トレンドが反転したにも関わらず買いポジションを持ったままである場合、早めに決済をしなければ更に含み損を抱えることになりますので相場観は必要となります。
戦略4:売りポジションを超える買いポジションの保有
メリットとしては、損切りに充てる決済益がより多く得られること、スワップ益を得られることとなります。
デメリットとして、レート急変により買いポジションの含み損が拡大したまま戻ってこない場合、戦略3よりも多くの含み損を抱えることになりますので相場観が必要となります。
どの戦略を採用するか
戦略2と戦略4を採用しています。
その理由は次のとおりです。
精神的な折り合い
円安基調であるため一括で損切りをする方がいいような気はしているのですが、精神的な折り合いが難しく、定期的な決まり事として損切りをしていく方が負担が少ないため戦略2の定期的な損切りを採用しています。
相場急変により、低いレートで損切りできる期待をどうしても捨てられないことも原因ではあるかと思っています。
ちなみに、僕は月初1日と半ば15日頃に1,000通貨ずつ損切りをしています。
円安基調のため決済益とスワップ益が得られると予想
円安基調は当面が継続すると予想しています。
このことから、決済益とスワップ益を得るため売りポジション以上の買いポジションを保有しています。
具体的には売りポジション2.3万通貨に対し、買いポジション5万通貨を保有しています。
マイナススワップが溜まっているのでプラススワップで解消していっているのと同時に、定期的な損切りを補うものとして決済益を得ています。
買いポジションの運用は慎重に
円安基調は当面続くと予想し、買いポジションを保有していますが米国の利上げ、日本の為替介入、日銀のサプライズでの利上げなどには注意が必要であり、これに関しては具体的に予測できるものではありませんが、その場合の損失をできるだけ抑えていく必要があります。
為替介入に対して
筆者の場合、買いポジションの縮小などは行わず、買い向かう方向で検討したいと思っています。
ただし、乱高下が落ち着いてからでも遅くはありませんので、慎重に状況を確認すべきです。
米国・日本の利上げに対して
すぐに各国の金利差が埋まるわけではありませんが、要人発言などを加味し、その後も強力に金利差の縮小があると思われるなら買いポジションは手仕舞いです。
その加減がとても難しいのですが、これまで積み上げた決済益、スワップ益を含み損が超えていくなら一度手仕舞ってしまっていいかとは思っています。
精神的に不安定になる部分も
買いポジションを保有することで、将来の更なる損失の可能性もあることから、こちらも精神的な負担がないとは言い切れず、無駄にチャートを見る時間は増えたように思います。
まとめ
トラリピのEURJPYショートで苦しんでいる方(僕自身含む)への戦略を検討しました。
結果的に直後レートが下がってしまうにしても一括損切りが正しいのではとは思うのですが、精神的な折り合いがまだついていないことから、少しずつの損切り+買いポジションの保有という戦略を実行しました。
待つだけではジリ貧であるためこのように戦略を検討しましたが、政府日銀の円安への対処、米国の利下げから損失を被る可能性もありますので十分注意が必要ではあると思います。
全ての方が、EURJPYショートによる苦しみから一刻も早く脱することを願います。
コメント